【誰が最も悪い人?】世界の人の価値観が分かる心理ゲーム
4月23日のイングリッシュカフェはマリナ先生が担当してくれました。
今日のテーマは寓話(parable)についてです。
まず先生は一つのストーリーについてお話してくれました。
ある所にRosemary Hernando Sven LeePai Seiichiという5人がいました。
RosemaryとHernandoは婚約しています。
ところがある日とあることから、2人はばらばらになってしまい、なんと2人の間には大きな川が流れ、2人は会えなくなってしまいました。
RosemaryはHernandoに会いに行きたくてまずSvenに助けてくれるようお願いしました。するとSvenはRosemaryが自分と一夜を共にしてくれたら川を渡れるよう助けてあげてもいいといいました。
なのでRosemaryはあきらめて、次はLeePaiに助けを求めました。しかしLeePaiは、つらい気持ちはわかるけど自分には関係ないので助けてあげることはできないと言いました。
そこでRosemaryはあきらめてSvenと一夜を共にし、川を渡らせてもらうことにしました。そうしてRosemaryは川を渡ることができ、Hernandoに会うことができました。2人はやっと結婚できると喜びましたが、Rosemaryは罪悪感から、川を渡るまでの経緯をHernandoに正直に話しました。
するとHernandoはとても怒って、もうRosemaryとは結婚できないといい、Rosemaryは再び反対岸へと戻らされてしまいました。Rosemaryは悲しみに暮れて、このことをSeiichiに話しました。
SeiichiはRosemaryにとても同情して、Rosemaryのことが好きなわけではありませんでしたが、Rosemaryと結婚してあげました。
【ではあなたはこの5人のうち誰が最もいい人で、誰が最も悪い人だと思いますか?】
というお話でした。
参加者全員で順位付けをしました。
参加者全体の平均は
1.Seiichi 1.Leepai 3.Hernando 4.Rosemary 5.Sven
という順になりました。
実はこれ、世界中の色々な地域の人がモチーフとして、それぞれの人物が描写されているのだそうです。
Seiichiはアジア圏の人。困っている人のために何でもしてあげる自己犠牲がある。
Leepaiは中国系の人。他人は他人。自分は自分と割り切る。
Hernandoはカトリック系の人。いい悪いが明確で、確固とした信念がある。
Rosemaryはアメリカ系の人。自己中心的で目的の為なら何でもする。
Svenはアングロサクソン系の人。誰かを助けたら自分も利益をこうむりたいと思っている。
ということだそうです。
この5人の登場人物にそれぞれの地域の価値観が描写されている、というものでした。
なので、この話を聞いた人は自分と同じ価値観のもの一番に選ぶのだそうです。
そしてその価値観は自分の国の文化や自分の生い立ちから作り出されるものなので、だいたい自分のいる地域の登場人物を選ぶのだそうです。
マリナ先生曰く、アングロサクソン系の人がこのストーリーを聞いたら、Svenが一番にくる可能性も高いのだそうです。
ちなみに私たちは今日、1位にSeiichiとLeePaiを選びましたが、確かに同じ地域の人を選んでいました。
必ずしもその地域の人がこのような性格だとは限りませんが、同じ話をされても、自分の国の文化や価値観によって、その話のとらえ方が変わってくるのだなと分かり、
今日の授業はとても面白かったです。
ぜひ皆さんも考えてみてください。また、違う文化の人とこの話について議論するのも楽しいかもしれませんね。
(Eriko)
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